プロジェクト・ヘイル・メアリー感想

感想

まず「宇宙人出てくるタイプのSFかよ!?!?!?!???」って思った 割とリアリティのある作品を書く人というイメージなので大丈夫か…?と思って、ロッキーが出てきてうわ~~~~!すげえ「らしい」!!!!と思った そして下巻、こんなんRespect each otherじゃんよ……って思った これはBL(BIG・LOVE)小説です

ロッキーは最初八面体の宇宙船!?一体どんだけヤベー高い技術力と知性を持った生命体持った宇宙人だ!?と思ったら実は宇宙より過酷かもしれん星で生まれた脳筋(いや脳筋ではないが・・・)生命体なのメチャクチャいい しかもその中でも研究者ではなく技術者っていうね それでも計算が早いのは自頭の良さもあると思うけど種特有のとんでもない記憶力のなせる業なのかなと思う(公式全部覚えられるとか)

結局主人公・ロッキー・アストロファージ、それぞれの正体に意外性とそれでも最適だと思えるような何かがあるから面白いのかな…と思った アストロファージもヤベー侵略者と見せかけてただの外来種ってとこだしね ええ……おまえ………アメリカザリガニじゃないんだからよ……

そして結局アストロファージがあっても結局世の中は電気で動くのでその供給はアストロファージのなんちゃら反応から取り出したエネルギーでお湯を沸かしてタービンを回すなのウケちゃうな お湯を沸かしてタービンを回す構文大好き

割と初期の時点で主人公が正規で選ばれたクルーじゃない(少なくとも志願はしてない)のかなって気はしてたけどまさか忘却剤ぶち込まれてるとは思わんじゃん…でも最後の最後にこれが明かされるからこそ主人公の決断に落胆しないで済むし、むしろここまでよくやってきたと思うし、ストラット許せねえ!!!!!にメチャクチャ共感する 私も踊らされてたんだから私に殴らせてほしい

でも結局、ストラットは主人公が生きてて他の惑星では偉人扱いでちやほやされつつマブと楽しく暮らしてるって知らないと思えば、多少溜飲が下がるかな そこまで共感してしまうくらいには主人公のこと大好きになった でもここまで書いて気付いた、主人公の名前が思い出せない グレースだっけ

ほとんど一人称視点だからしょうがない!というオチもついたことで、この辺で〆させてもらいます